令和の暇つぶし

洗剤で何故油が落ちるのか

洗剤、正しくは界面活性剤の仕組みについてこの記事では解説したいと思います。食器用洗剤や洗濯用洗剤によって油が落ちるメカニズムというものは、実は思った以上に面白いです!

【化学】似たもの同士は引き付きあう
これは化学の基礎的な考えですが、似たもの同士は引き付き合います。例えば、水性マジックを落とす際は水で落としますし、油性マジックは油で落とします。これは、水性は水に似た性質だということで、水と引き付き、油性は油に似ているので油に引き付きます。

【上の画像】界面活性剤とは
さて、上の画像は界面活性剤のものですが、このように水に馴染みやすい部分と油に馴染みやすい部分に分かれています。
これでどう油が落ちるかというと、まず、脂汚れがあったときに親油基がそこにつきます。勿論、親水基は油の外に出ていますが、親油基と親水基は2つでひとつのため、胴体(親油基)が油にあり、頭(親水基)だけが出ているというイメージです。


その状態で水を加えてこすると、頭が引っ張られるとともに胴体が引っ張られ、胴体にくっついた油もくることで、水の中に油が引き込まれます。あとは水ごと流してしまえば洗浄完了です。


このようにして油は落ちます。普段何気なく使っていますが、意外な仕組みではないでしょうか。より詳しく知りたい方は、是非もっと調べてみてください。一応参考にしたURLも貼っておきます。 https://www.kao.com/jp/qa_cate/clothcleanser_04_02.html


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